今の時代にそろばんは必要?
今の時代そろばんが必要かどうかは確かに疑問があると思います。
実際計算道具としてのそろばんの役目はほぼ終わりつつありますし、更にはそろばん自体を見る機会もほぼなくなってきていると思います。
体験学習に初めて来た子にそろばんを見せて『これどう使うとおもう?』と聞くと、だいたい珠を下にして転がしてガラガラしてます(笑)。
親世代も私と同じくらいの年代で、ゲームがありパソコンが普及し始めたころだと思うので、そろばんの使い方を知らない方も多くいると思いますし知らなくても困っていない方がほとんどだと思います。
しかし、自身でそろばんを習った方は暗算力が身に付くことを知っていて子供に習わせたい(暗算力を身につけさせたい)と思っていることも多くあります。
さらに私は今のコンピューター(プログラミング)学習もそろばん学習と共通する考え方が多くあると思っております。
具体的には
・繰り返し
・場合分け
等ではないかと思います。そろばん学習でいうと『1』を足すとき下の珠を一個上にあげるんですが、『1』を4回繰り返し足した後は下に珠がなくなり、そこには『1』が足せなくなります。その足せない時という場合分けの学習も必ず初期学習の頃から必要になります。
プログラミングでも『同じ作業を4回繰り返す』ことや、『0に1ずつ足して4より大きい時はこういう処理をする』など、場合分けの考え方がベースになると思います。
このような繰り返しや場合分け等の考え方がそろばん学習を通して自然と身に付くのではなないかと感じております。